これは楽しみです!
ドイツ経済研究所によるユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)研究の一環として、120人のドイツ人が3年にわたって毎月1200ユーロ(約15万円)を受け取る。
引用元:yahoo!ニュース
人数は少ないですが、統計学的に問題ないのでしょう。
こちらの情報によると、
- 18歳以上、ドイツ在住が条件
- 22日時点で希望者120万人到達
- 120の給付者、比較対象として給付無しの1380人
とのこと。
ドイツ「国民」ではなく、ドイツ「在住」が条件なのは、移民が多いドイツらしいですね。
日本での実験は?
国民全員に配った10万円の定額給付金は、見方を変えれば、ある意味ベーシックインカムの実験だったと言えます。
ですが、あくまで目的はコロナウイルス対策。
なので、公式のベーシックインカムの実験はまだまだ先でしょう。
ちなみに、平成29年の厚生労働大臣の会見では、まだ議論の段階ということが指摘されています。
ただ、一般論としてのベーシックインカムのお話がございました。それについては、そもそも例えば、年金や生活保護の所得保障制度を代替するということであって、トータルとしての金額は当然増やしていくことになるのだろうと思いますが、その場合財源は一体どうやって工面していくのかということと、それから年金制度を代替するいうことになると、年金制度というものは基本的に保険制度でありますから、それまで保険料を納めてきたということとリンクしていくものですけれども、そのリンクを断ち切ってしまうのかしまわないのか、更にはよく指摘されますけれども、働くことが基軸になっているということを考えた時に、働かなくても収入が得られるということはどういうことになるのか等々、色々議論すべき論点があるのだろうと思います。
引用元:厚生労働省 加藤大臣会見概要
労働意欲の低下や財源など、問題も多いベーシックインカム。
政府の腰は重そうです。
日本だと、導入まで100年くらいかかりそうですねw
ITでも諸外国に出遅れてますし。
導入のきっかけ
この記事を書くためにリサーチをしていたところ、「コロナウイルスによってベーシックインカムの議論が増長されている」という記事をいくつか目にしました。
例えば、お隣韓国でも議論されているようです。
新しい制度を導入する際には、コロナウイルスのような大きな社会変動が必要になるのかもしれません。
とにかく、今後の動向に注目ですね。