アート

「鬼滅の刃の絵が下手」というのは間違い

絵を眺める人たち



鬼滅の刃の絵が下手という意見を度々ネットで見たのですが、それは違うんじゃないかと思いますね。

というのは、一見して「鬼滅の刃だ!」と分かるタッチで描いているからです。

作者の吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)さんは、結構そのあたりを意識して漫画を描いているはず。

 

ピカソの絵は下手だけど……

極論を言えば、ピカソの絵って下手じゃないですか。

でも、世界的な画家として認められていますよね。

それはなぜかというと、彼の絵が誰が見ても「ピカソだ!」とわかるからです。

で、鬼滅の刃も一緒です。作者独特のオリジナリティがあるので、誰が見ても「鬼滅の刃だ!」と分かるのです。

 

上手い人は腐るほどいる

ぶっちゃけ上手い絵を描く人って腐るほどいるじゃないですか。

PinterestでもTwitterでも、少し探せば「うっまっ!」と思うイラストをすぐ発見できます。

でも、上手いだけの作品も多いんですよね。ただ上手い絵を見ても「どこかで見たことある絵だな」と思ってしまいます。似たような色使いとか同じような曲線とか。

それよりなら、多少下手でも「あ、◯◯さんの作品だ!」と一見して分かる物のほうが世間に評価されやすいです。

ワンピースもナルトもブリーチもドラゴンボールも、今まで世間に評価されたのは「誰も同じように描けなかった」から。なので、鬼滅の刃もあのタッチでいいのです。

 

ヘタウマ文化

日本にはヘタウマ文化があります。

一見下手くそなのに、味わいがあって「うまい」というやつです。

鬼滅の刃もそうしたヘタウマ系漫画のひとつですよ、完全に。

うまく描くだけなら、AIでいいわけですね。でも、そうじゃない。下手だからいい、みたいなところがあります。

 

でも、面白いから!

仮に100歩ゆずって鬼滅の刃の絵が下手だとします。

でも、作品として面白いですよね? 鬼滅の刃は。

漫画というのは、別に絵だけで評価されるだけではありません。一時期絵がひどかったハンターハンターも評価されてますし。

もちろん、絵も大事ですが、それだけでなく、話のプロットや伝えたいメッセージも大事。

鬼滅の刃を生んだ吾峠さんは、そういう漫画家としての総合力が高いですよね。

 

模写してみたら?

ここまで読んでもまだ「鬼滅の刃は絵が下手」という人は、模写してみるとよいかと。意外と模写しづらいし、特徴を捉えて描くのは難しかったりします。



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てりたま
いつの間にかライターで生きるようになっていた人。真面目半分、不真面目半分で記事を書いてます。