英語学習ってコスパが悪いですよね。
2010年代前半はTOEIC全盛期みたいなところがあって、みんな英語学習をしていましたが、最近は中国語を学ぶ人や、語学ではなく別なことに力を注いでいる人が多くなってきた印象です。
「英語じゃなくてもいいじゃん!」とみんな気づき始めている感じ。
ということで、今回は、英語学習のコスパが悪い理由を4つ紹介します。「英語学習がしんどいなぁ」と思っている人は参考にどうぞ。
Contents
英語学習のコスパが悪い理由
ひとつずつ理由を挙げていきます。
その1:英語は日本人にとって最難関言語
まずこれ。日本人にとって、英語は学習の難易度から言えば最難関。
- 文の基本的な型が違う(SVOとSOV)
- 表音文字(アルファベット)と表意文字(漢字)の違い
- 英語は母音の数が多い
- 英語は子音の数も多い
- 抑揚なく話す日本語と比べ、イントネーションが重要
- 様々な英語があるので細かい違いの学習が面倒(アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダetc....)
- リエゾン
やる気もなくなりますよね。
米国国務省では、日本語は英語学習者にとって最難関のカテゴリー4。仕事として使えるまで2200時間(2200 class hours)かかります。もちろん、逆もしかり。日本人が英語を学ぶのは相当大変です。
2200時間もあれば、いろんなことができますよね。資格を複数とれるし、一から始めた趣味を中級レベルまでもっていくことも可能。なので、英語に時間をかけるべきなのかは相当怪しいです。
その2:翻訳機・通訳機の進歩
最近は翻訳機や通訳機がかなり進歩しています。Google翻訳とか。
ポケトークもすごいですよね。この前タイ旅行に持って行ったんですが、「あ、これあれば、言葉を学ぶ必要性も薄れるなぁ」と思いました。そのくらい翻訳が高性能。
AIが進化してくると、翻訳機や通訳機の精度はますます上がり、製造費はますますダウンします。なので、近い将来英語が不要になる状況が訪れるかも。
その3:英語を話せる人が増えすぎた
英語を話せる人って増えましたよね。東京に住んでると、実感します。
外国人が旅行者が増えたことが幸いして、みんな多少なりとも英語でコミュニケーションが取れるようになってきました。電車でも、そこらのオッサンが普通に英語で話し出しますからね。
で、そうなってくると、当然英語の需要は落ちます。
これからは、むしろ、中国語話者のほうが重宝されるのではないでしょうか。
その4:メンテナンスに時間をとられる
これは英語だけでなく他の全ての言語に共通することですが、語学というのはメンテナンスが面倒なんですよね。
日常的に話していないと、どんどん話せなくなるし、読めなくなっていきます。「あー。あれって何て言うんだっけ?」というのが増える。これが結構辛いです。
で、その度にオンライン英会話をやってみたりTOEICを受けたりするわけですが、意外とお金がかかります。
たとえばTOEIC。語学力維持のために受験しようとすると、費用5700円に加え、交通費や参考書代がかかります。非常に厄介。
どんな人が英語を学ぶべきか?
コスパが悪いので、英語を学ぶべき人は限られます。
- 仕事で「頻繁に」英語を使う
- 趣味で英語をやっている(英語好き)
- 言語に関心がある(学者や教育関係者)
以上の人以外が英語を学んでも、あまり意味はないですね。
「海外の情報がとりたいから、それでも英語を学ぶ!」という人がたまにいますが、それなら英語を読めればOK。リーディングだけなら大卒なら簡単にできるはず。
中途半端に時間を英語に取られるくらいなら、一切やらずに放っておきましょう。必要になったら、その時、短期集中でやったほうが効率がよいです。