やる気が出ない時にブログ記事を書くのは、大変ですよね。
「なんとかアイディアをひねり出さなきゃ!」と思っても、その焦りのせいで逆にやる気が下がることも。
気がついたら、ネットサーフィンをしていたり、パソコンのモニタとにらめっこしていたり。
で、しまいには「今日は更新やーめた!」と言って、お布団でぬくぬく。それで、翌日に「なんで更新しなかったんだろう……」と自己嫌悪になって……。
こんな経験は誰でもあるはず。
今回は、そんな時に役に立つ方法を5つ紹介します。「どうしてもブログを書く気がしない」という時の参考にしてください。
その1:同じテーマで書く
以前に書いたのと同じテーマで、ブログ記事を書きましょう。前に一度書いている内容なので、やる気がなくてもかなりスムーズに書けるはず。
実際に、今あなたが読んでいるこの記事も、だいぶ前に書いた内容と同じテーマで書いてます。
「同じテーマ? それだと読者にも飽きられるのでは?」という心配は無用。なぜなら、同じテーマで書いても内容が全く同じものになることはないからです。
そもそも、読者はあなたのブログの全ての記事を読んでいるわけではありません。読んでいてもせいぜい1記事か2記事。なので、同じテーマで書いても、それは読者にとっては新しい情報かも。
また、同じテーマで書くと、内容が洗練化されます。
たとえば、プレゼン。何度も同じテーマで話していると自然と話しの運びが上手くなるじゃないですか。それと一緒。
同一のテーマで繰り返し語っていると、不要な情報をそぎ落として、ロジカルに話題を展開できるようになります。
たとえば、上で紹介した過去の記事。かなり質が低いですよね(この記事のためにあえてリライトせず残します)。ブログを始めて間もない頃の記事なので。読後の感想は読み手しだいなので何とも言えませんが、おそらくこの記事のほうが何倍も洗練化されているはず。
また、同じテーマについて書くと、気づきがたくさんあります。
- テーマに関する理解度
- 自分の変化・成長
などなど。
過去の自分は反対していたが、今の自分は賛成。そういう自分の気持ちの変化に気づくのは、とても大事。同じテーマを反復して書くと、「いま自分がどんなポジションをとり、どの目線から話しているのか」という、その時々でのスタンスが確認できます。
その2:素材で書く
ブログを書く気力がない時は、素材を集めましょう。ニュース記事や自分の持っている資格の参考書、プログラミングの技術書やスマートフォンの取り扱い説明書などなんでもOK。
素材を集めたら、それをブログ上に転記します。たとえば「熱帯は降水量が多い」という情報があれば、ブログにも同じことを書きます。
想像のとおり、非常に機械的な作業。でも、やる気がない時はこれが大事。機械的だからこそ、やる気がなくても書けるのです。
もちろん、ただ書き写すだけだと盗作になってしまいます。ですから、自分なりの言葉に文章を作り変えましょう。
素材を丁寧に自分の言葉に「翻訳」しながら文章を書くと、気づけば1つの文章が仕上がっているはずです。
「素材で書く」という技術に関して、素晴らしい本があります。本当は内緒にしておきたい本なんですが、せっかくなので紹介。
ライティングに対する考えかたが読了とともにすぐ変わる本です。「頭の中から文章をひねり出す」のではなく、「素材を集めてそれを構成する」という発想が身につきます。
その3:やる気がない日に向けた準備
やる気がないのであれば、無理して記事を書く必要はないかも。
人間のモチベーションには周期があります。そしてモチベーションは環境や気分・体調によっても左右されます。「今日は5記事ブログを更新するぞ!」というやる気に満ち溢れた日もあれば、「飼っていた犬が死んで、全くやる気が起きない」という日もあるでしょう。
ということで、私たちにはプランBが必要になります。
プランBとは何か。私の提案は「やる気がある日に、やる気がない日の分の記事も先取りして書いておく」というもの。そうすれば、やる気がない日は書き貯めしておいた記事を出すだけでOK。この方法なら忙しい日や落ち込んだ日でも、淡々と記事更新ができます。
その4:過去記事のまとめ記事を書く
過去に書いた記事のいくつかをまとめて、まとめ記事を書いてみましょう。過去に書いた記事をまとめると、ついでに質の低い記事を消してブログの整理ができます。お得感がすごいですよね。
また、知識の体系化にも繋がります。知識が体系化されると頭がスッキリして次に書くべき内容も思い浮かべるのは簡単なはず。
過去記事のまとめ記事を書くメリットは他にも。と言っても、「その1:同じテーマで書く」と同じなんですが。
つまり、過去記事をまとめ直すと、その過程で、自分の変化や成長を感じとれます。「何でこんなまとめ方したの?」とか「この考え方は幼いなあ」とか色々と自分にツッコミが入れたくなるに違いありません。
記事数が少ないうちはまとめ記事も書けません。なので、100記事以上記事を書いている人向けの方法かな。
記事が少ない人は別の方法を考えましょう。
その5:短い文章を書く
長い記事を書こうとして、モチベーションを低下させていませんか? モチベーションが低い日に長文を書こうとすると、余計にやる気が損なわれるかも。
むしろ、やる気のない日は短い文章を書くのがオススメ。
なぜ短いほうがいいのか? たとえば、ランニング。10km走るのと1km走るのなら、後者のほうが簡単ですよね。ライティングも同じ。短く書くというのは、走行距離が少ないということ。目標を下げることで、心理的なハードルを下げ、やる気が無くてもブログ記事の更新がしやすい環境を作ることができます。
ブロガーの悪い癖ですが、どうしても記事を長く書く傾向があります。中途半端にSEOの知識がある人は特にそう。
でも、ブログ記事は何かしらのトピックについて、問題解決ができればそれで十分です。なので、ブログの長さはあまり関係なし。
もちろん、長くて質のいい記事が書ければよいですが、そうは問屋がおろさないでしょう。
SEOよりもUXO(ユーザー体験最適化)の時代です。「長い記事を書く」というバイアスに囚われず、書きましょう。
まとめ
以上、5つの方法を紹介しました。
ブログ記事の更新って本当に大変ですよね。「自分のためになる」ということは分かっても、気分の乗らない日はなかなか行動できないもの。
もしこの記事を読んで、「頑張ってブログ更新してみようかな」と思ってもらえたら幸いです。ブログは楽しいものなので、止めないで、自分のペースで更新しましょう!