生活

ギブ&テイクよりギブ&ギブの精神で生きると楽になる理由

ハートを渡す




人はどうしても見返りを求める生き物です。

何かしてあげたら、何かが返って来ないと嫌なんですね。

つまり、ギブ&テイクになるのは、ごく自然なことです。

 

また、私たちの経済システムである資本主義もギブ&テイクですよね。

お金という代金と引き換えに商品をもらっています。

そんな社会で暮らしていると、どうしても発想はギブ&テイクになってきます。

 

しかし、本当にギブ&テイクで幸せになれるのでしょうか?

 

  • 見返りがないとイライラする
  • こんなに頑張っているのに報われない
  • 打算的な生き方に違和感がある

 

こんなふうになっていませんか?

もしそうなら、本稿が役に立ちます。

 

今回はギブ&ギブの精神でいると生きるのが楽になる理由を3つ紹介します。

それではどうぞ。



 

「ギブ&ギブ」精神

ギブ&ギブには想像以上のメリットがあります。

 

メリットその1:返報性の法則

心理学には、返報性の法則というのがあります。

人は何か親切にされると、「お礼に何かしてあげたい」という気持ちが湧くという法則です。

 

返報性というのは難しい言葉ですが、ようするに「おかえし」のことです。

バレンタインデーにチョコをもらったらお返しをしたくなりますよね?

ご近所さんに果物をもらったお礼に「何かお返しをしなきゃ」と思うことはありませんか?

デパ地下で試食をすると、「何か買わなきゃ」という気になりますよね?

心理学ではこういう「お返しをしたい」という気持ちを返報性と表現しています。

 

ギブ&ギブの精神とは、誰かに与え続けている状態です。常に誰かに親切にしている状態です。

ずっと親切にしていると、相手は自然と「何かお返しをしたい」という気持ちになります。

つまり、ギブ&ギブ体質の人のところには、自然とお金や人や物が集まってくるようになります。

 

「ギブ&テイクだって、相手にギブしているのだから返報性の法則が働くのでは?」

たしかに、その意見にも一理あります。

しかし、ギブ&テイクには、「親切にしたから何かよこせ」という押し付けがましさがあります。

一方、ギブ&ギブは相手の自発性が鍵になります。「何かしたい」という気持ちはこちらが無理やり引き出すのではなく、自然に引き起こされるものです。ここが大きな違いですね。

 

 

補足:日本語の中の返報性を表現した言葉

日本語には返報性の法則を感じさせる言葉がたくさんありますよね。

 

  • 義理
  • 人情
  • ご恩と奉公
  • 情けは人の為ならず

 

昔から日本人は返報性の法則をよく理解していたのかもしれません。

義理人情は最近あまり聞かなくなった言葉ですが、だからこそ見直す価値がありますね。

 

メリットその2:見返りがなくてもハッピー

ギブ&ギブ精神では、特にお返しを求めません。

そのため、何かしてあげた相手から何ももらえなくても、特に気にならなりません。

むしろ、「相手の役に立てた」という満足感や嬉しさでハッピーになります。

 

一方、ギブ&テイクでは、「どうして何も見返りがもらえないんだ!」という怒りの気持ちが湧いてきます。

これって、あまり幸せではないですよね?

 

ギブ&テイクをベースに生きていると、何か見返りがないと満足ができないのです。

それどころか、見返りがないと不満なんですよ。

 

でも、世の中で私たちが他人のために何かしてあげる時、大半は見返りなんてないはず。

なので、ギブ&テイクだとどんどん不満が蓄積していって、イライラしやすくなります。

夫婦仲が悪くなったり、部下との関係が悪くなったりするのもこれが原因。

 

普通に考えるとお返しというのは「有り難い」ものです。

だから、もらったら「有り難う」という言葉が出てきます。

しかし、ギブ&テイクだと感謝の気持ちも湧きづらいですよね。

ギブ&テイクは「もらえて当たり前」精神なので。

 

行動が手段ではなく、目的になる

ギブ&テイク精神では、「ギブ」は「テイク」(=目的)するための手段になります。

一方、ギブ&ギブ精神では、「ギブ」それ自体が目的になります。

これはすごく大きな違いです。

 

ギブを手段と考えていると、どうしても打算的になります。

でも、こういう人間は嫌われますよね。

 

狡猾さはもちろん大事です。

が、ギブ&ギブした上で狡猾な人もいますし、「あえて」打算的である必要はありません。

 

あと、単純に「手段」と思ってやっていることってつまらないんですよ。

逆に「目的」になっていると、楽しいはずです。

たとえば、受験勉強。

「大学に受かるため」と思ってやる勉強は苦痛ではありませんでしたか?

これは手段と思って勉強しているからです。

一方、「問題解くのが楽しい!」と思ってやっていると、受験勉強も苦ではなかったはず。

これは受験勉強そのものが目的と化しているからです。

このように、手段とするよりは目的とする方が、人間の満足度は高いのです。

ギブ&テイクとギブ&ギブの関係もこれと同じです。

 

メリットその3:成功

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 という本をご存知ですか?

 

 

この本によると、社会で最も成功する人は、他人に与え続けるギバーだそうです。

ギブ&ギブ精神でいると、自然と成功体質に近づいていきます。

もしあなたが成功したいなら、逆説的ですが、一度成功について考えるのを止めて他人のために何ができるか考えてみるとよいかもしれません。

 

補足

上で紹介した本では、本記事で取り上げなかったギブ&ギブのデメリットも紹介してあります。

 

注意

「ギブ&ギブ精神にしよう!」と思うのはいいですが、100%ギブ&ギブというのは盲信かもしれません。

時には、ギブ&テイクが必要な時もあります。

ただ、人生のバランスとして、他人に対する自分のスタンスとして、ギブ&ギブを土台に据えておくと人生楽になるよ?というのが本稿の提案です。



ABOUT ME
てりたま
いつの間にかライターで生きるようになっていた人。真面目半分、不真面目半分で記事を書いてます。