1日中同じことをしているのは効率が悪いですよね。
なんでもそうですけど、やるなら最長で30分。
とにかく短く区切ってやるべきです。
低効率の理由
ずっと同じことをやると、デメリットだらけです。
効率が悪い理由を3つ挙げます。
① 集中力の低下
単純に長々と作業していると、集中力が低下します。
フランチェスコ・シリロのポモドーロ・テクニックなんかが開発されてますけど、あれは要するに集中力が問題。
時短作業を繰り返した方が効率的というのは、皆が分かっていることです。
なので、ポモドーロみたいなのが流行る。
② 思考の硬直化
ずっと同じことをやっていると頭が硬い人間になります。
同じことをずっとしている=同じことばかり考えている
常に同じベクトルで同じことを考えていたら、それは壊れた機械みたいなもの。
ひらめき
本当に問題を解決したいなら、ひらめきが必要です。
ひらめきには、考えるという密な時間だけでなく、余白がマスト。
偉人たちも、余白を作ることでひらめきを得て、問題を解決しています。
アルキメデス → お風呂に入っている時にアルキメデスの原理を発見
ポール・マッカートニー → 夢でメロディを聴いて、イエスタデイを作曲
湯川秀樹 → 天井板の年輪模様を見つめていたら中間子論についてひらめく
探せばいくらでも例が出てきます。
1日中作業するよりは、さっと作業を切り上げてお風呂に入ったり仮眠をとる。
その方が効率よく問題解決にたどり着けます。
③ アウトプットの質≠かけた時間
かけた時間とアウトプットの質は比例しません。
むしろ、時間をかければかけるほど、アウトプットの質は低下します。
例えば、スポーツでは練習しすぎるとオーバートレーニングに。ピアノなら腱鞘炎になります。
能率が落ちるくらいで済めばまだいい方です。
取り組む分野によっては、致命傷になります。
なので、1日中同じことをするよりはすぐ切り上げるべき。
長時間やらないと不安?
1日中同じことをしている人は、間違いなくメンタルに問題あり。
「成果が出る」と思ってやっているよりは、「不安だから」やっているのでは?
受験が迫った学生は、焦って勉強時間を稼ごうとしますよね。あれと同じ。
要するに、時間を稼ぐことで自分を落ち着かせている側面があります。
でも、「時間さえ稼げばなんとかなる」というのは、根拠のない楽観論です。
それに短絡的すぎて戦略性とか皆無なので、どちらかと言えば成功から遠ざかってますよね。
矛盾するようだけど、「1日中やる思考」の人に最も必要なのは、休息かも。