日本のおもてなし文化を邪魔に感じたことはありませんか?
筆者はあります。
日本のサービスって本当に過剰です。
海外旅行によく行くようになって余計に思うようになりました。
お客様に配慮した丁寧な接客とか仰々しいお辞儀とか、ものすごく鬱陶しいんですよね〜。
「そんなのいらないから、さっさと会計させて」
「もう少し手を抜いてサービスしてほしい」
こう思うことが増えてます。
もはや、店先に掲示するNo Omotenashiというステッカーがあってもいいんじゃないかと思ってます。
おもてなしのデメリット
おもてなしはいい面ばかりが強調されがちですが、デメリットだってもちろんあります。
- 丁寧さゆえにサービスのスピードが落ちる
- 過剰な「気配り」により顧客が気疲れする
- おもてなし精神を利用した悪質な顧客が生まれる
- おもてなし文化を知らない外国人旅行者を困惑させる
- 労働者の負担が増える
昔の日本人にとっておもてなしは当たり前でしたが、価値観が多様化し社会構造が昔と変化した今、おもてなしはデメリットの方がむしろ目立つようになってきています。
おもてなしより欲しいもの
おもてなしに労力を割くぐらいなら、おもてなし以外の「仕事」に注力して欲しいんですよね〜。
- サービスのスピード感
- 代金と等価交換のサービス
- 労働者の心身の健康
ほんと、この程度があれば十分です。
特にスピード感。おもてなしでモタモタ接客になるくらいなら、雑でも早い方が嬉しいです。
オモテナシ、いらない。
おもてなしには対価を
おもてなし=サービスですから、やはりおもてなしを受けたいなら相応の対価を支払うべきです。
勘違いしている人も時々いますが、おもてなしは海外にもあります。
海外でも「高級」と名のつくところでは、接客もサービスも超一流です。
顧客側が大量のお金を払っているのですから、従業員も喜んでサービス(=おもてなし)します。
もちろんチップを弾めば、サービスもよくなりますからね。
一方、日本のおもてなし文化の問題は、適切な対価を支払わずに、そこらの牛丼チェーンやコンビニ店員までにも過剰なサービスを求めるところです。
ありえないですよね。
「お金を払わなくても100点満点のサービスを受けられて当然」という考え方は、そろそろ旧時代の古臭い考え方として捨てるべきだと思います。
サービスが受けたいならお金を出しましょうよ。
そういう文化の方が健全だと思います。
おもてなしの気分
別の角度から考えてみると、おもてなしというのは、サービスをする側の自発的な気持ちです。
なので、その気になれないのに無理に丁寧な接客をしたり、変にかしこまったりする必要はありません。
従業員は、もてなしたい気分の時にだけもてなしてくれればいいし、気分が乗らない時は支払った代金分働いてくれれば十分です。
少なくとも、今サービス産業に関わっている従業員の方には「(筆者のように)仕事はもっと手抜きでいいと思っている顧客もいる」ということを知っていただけたらと思います。