様々なテクノロジ=の発展が予想される2020年ですが、新しい技術を持った社会を形容する言葉としてsociety5.0という言葉を耳にするようになりました。
この言葉を知らない人のために、当記事で基本的な知識をまとめてみました。
定義
とりあえず定義を押さえましょう。
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
参照:内閣府ホームページ
AIやIoTを駆使して、現実的なものと仮想的なものをリンクさせていく「超スマート社会」がsociety5.0です。
この言葉は、内閣府が発表した「第5期科学技術基本計画」で発表されました。
なぜsociety「5.0」?
society「5.0」という名称ですが、もちろん1.0から4.0までバージョンがあります。
以下にまとめてみました。
society1.0……狩猟社会
society2.0……農耕社会
society3.0……工業社会
society4.0……情報社会
内閣府にわかりやすい図が載っていたので、合わせて掲載します。

参照:society5.0
私たちに馴染みのある情報社会の次のステップとして、society5.0があることがわかります。
インターネットやテレビ等が提供する過剰な情報に混乱させられる社会(リテラシーが必要)から、IoTやAIにより必要とされる情報が必要な時に提供される社会へと変化することがsociety5.0の狙いです。
society5.0の注意点
定義にもあったようにsociety5.0の社会はあくまで人間中心の社会である点に留意しましょう。
ロボットやコンピュータが支配する社会ではなく、組織やシステムが個人に優先される社会でもない、一人ひとりが尊重される社会がsociety5.0です。
実現される具体的な技術例
AIやIoTと言われてもどのような技術がsociety5.0でもたらされるのかイメージすることは難しいです。
ということで、代表的なものを列挙してみました。
- ドローン宅配
- 遠隔診療
- AI家電 / AIスピーカー
- 清掃ロボット
- 会計クラウド
- 自動走行バス
お掃除ロボットのように既に実現されている技術もありますね。
これらが空気のように当たり前に存在する社会がsociety5.0と言えます。
society5.0を紹介した動画
分かりやすくておすすめです。
まとめ
一言でまとめると、society5.0は「AIやIoTが普及したとても便利な社会」です。
2020年はsociety5.0の実現に向けて大きく動く年になります。
今まで以上に快適で安心できる社会の到来が楽しみですね。