シンガポールに旅行したのですが、驚かされたことが多かったのでまとめてみたいと思います。
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水道水が飲める
水道水が普通に飲めることに驚きました。
チャンギ国際空港のみならず街のあちこちで給水機を見かけ、水分補給ができるようになっていたのも驚きでした。
中には手洗い専用の水道もありましたが、もはやほとんど日本と変わらないクオリティです。
水が飲めるということは、旅行者にとっても安心で、旅がしやすい国だと思いました。
言語の数
私は東京に住んでいるので旅行者が話す様々な言語を耳にします。
ですが、それはあくまで旅行者の会話であって、少数派に過ぎません。
生活の大部分で聞く言語は日本語です。
一方、シンガポールでは、生活の中で多くの言語が日常的に聞こえてきます。
それもそのはず、多国籍国家のシンガポールでは、公用語の英語の他、タミル語・マレー語・中国語等が話され、さらに「シングリッシュ」と呼ばれるシンガポール独自の英語も話されます。
そのため、道を歩いているだけで様々な言語を聞くことができる「言葉の見本市」のような様相を呈しています。
英語が公用化される前は、ここに住む人々はどうやってコミュニケーションを取っていたのか不思議ですね。
英語力の高さ
さすが英語が公用語の国ということもあってか、非常に英語力が高いです。
その辺のおじさん・おばちゃんだけでなく、ご年配の方まで英語が通じます。
ホーカーズで生計を立てている明らかに高所得者とは思えない方まで、英語が出来ます。
「あれ? 英語じゃないな?」と思うことがあっても、よくよく聞いてみると民族なまりの英語だったり、あるいはシングリッシュだったり。
日本でも東京なら多くの方が英語でコミュニケーションが取れますが、シンガポールの英語力には敵わないと思います。
シングリッシュ
シングリッシュはYouTubeやら何やらでネタにされていますが、本当に「can can」とか「lah」って言うんですね。
ホーカーズのおばちゃんの英語がよく分からなかったので、雰囲気を察知して試しに「can can?」と言ってみたら、通じて感動しました笑。
ブロークン・イングリッシュであるシングリッシュを堂々と話すシンガポール国民には驚きしか感じませんでした。
そして、シングリッシュを聞いた私は思いました。
日本人もジャパングリッシュにもっと自信を持ったらいいと。
lとrの発音とか、thの発音とか、そんなのどうでもいいから、もっと堂々とカタカナ発音で英語を話したらいいんじゃないですかね。
「恥の文化」があるから日本人は英語を話したがらないとよく言いますが、コミュニケーションを取ろうとしている外国人を前に黙っている方がよほど「恥」だと思います。
シンガポールの人に日本人が学ぶべき点は多いです。
人が優しい
旅行していて様々な場面で助けられました。
国民性もあるのでしょうが、観光客慣れしているだけあって、皆さん積極的に声をかけてくれます。
丁寧に道を教えてくれたり、チケットの買い方を教えてくれたり。
優しい方が多いので、海外旅行初心者にはおすすめの国ですね。
お年寄りや妊婦・子連れの方への気遣い
日本人も負けていないと思いますが、シンガポールの人たちもお年寄りや子連れの皆さんには優しかったです。
電車で席を譲ったり、道を開けて優先的に移動させたり、気配りの仕方が日本人と似ていると感じました。
デザインとアートの街
シンガポールを旅していて驚いたのが、街中にアートとデザインが溢れているということ。
ジェフ・クーンズや草間彌生といったメジャーなアーティストの作品もあって見ていて楽しかったです。
建物のデザインもユニークなものやハイセンスなものが多く、歩いているだけでオシャレな気分になれました。
マリーナ・ベイ周辺も「インスタ映えを意識して作ったの?」と思うくらい建物の配置にも意識が向けられていて良かったです。
オシャレ好きにはたまらない街だと思います。
日本支配の爪痕
書店には日本占領期について書かれた本がいくつも置いてあったり、街中には血債の塔にでかでかと「Japanese Occupation」の文字が書いてあったりと、シンガポールが日本に支配されていた証拠をいくつか街で発見しました。
戦争世代でない私たちは意外と戦争のことを忘れていますが、やられた方は忘れていないのですよね。色々と考えさせられました。
日本の大都市や東京と遜色ないレベル
「シンガポールの発展が著しい」ということは聞いていましたが、「幾ら何でも東京ほどじゃないだろう」と思っていました。
しかし、実際に行ってみて、ほぼ東京と変わらない発展具合であることに驚きました。
23区と比べたら、たしかに規模は小さいのですが、商業ビルのサイズ感やデザイン・見せ方だけなら、東京を抜いています。
イメージが湧かない人のために頑張って伝えると、シンガポールは「神戸と横浜と銀座と表参道を一緒にしたような都市」です。
つまり、美観と都市機能を併せ持っており、その意味では確かにシンガポールは先進国なのだと実感できました(「あれ、日本負けてない?」と思ったのは内緒です)。
治安の良さ
治安が本当に良かったです。日本と変わらないレベルです。
危ないと言われるリトルインディアでも、特に危険を感じませんでした。
財布をポケットに入れておいても大丈夫なレベルです。
日本と同じようにスタバでマックを出してドヤっても、問題ないです。
そもそも、現地の人がバッグを置いて席を立っているのを何度も見かけた時点で、「あ、この国は安全なんだな」と思いました。
日本と同じように電車の中で寝ている人もいました。
法律や罰則が厳しいため、犯罪を犯そうとする人も少ないのかもしれません。
監視カメラの多さ
「ここは中国かな?」と思うほど、監視カメラが多かったです。
日本場合、監視カメラは比較的見つけにくいところにありますが、シンガポールの監視カメラは目につきやすい場所にあり、「ほら、ここに監視カメラあるからな、悪さするなよ」という無言の圧力を感じました笑。
特に監視カメラが多かったのがMRTです。
MRTでは監視カメラに映った物がスクリーンに映し出され、公衆の目に晒されます。
改札付近で何か悪さをしようとしても、MRTにいる多くの人がそれを瞬時に察知できるシステムです。
電車の事故・自殺防止ホームドア
日本より進んでいます。
どの駅にも事故や飛び降りを防ぐホームドアが設置されていました。
電車の来る間隔が短い
電車の本数が多く、スムーズに別な駅に移動できました。
4分おきくらいのペースで次々に電車が来ます。
JR山手線といい勝負ですね。
香辛料の匂い
街の至る所から独特の香りが漂ってくるのに驚きました。
正直、慣れるまではキツかったです。
が、慣れてくるとほとんど匂いが気にならなくなりました。
慣れって怖いですね。
日の出・日の入りの時間
シンガポールに入国し、朝7時を過ぎても外が真っ暗なのに驚きました。
調べてみると、シンガポールでは年間を通して、おおよそ同じ時間に日が昇り、私が旅行した時期は日の出が7時を過ぎるということでした。
日の出が遅いため、日の入りも遅く、夜7時になっても外は結構明るいのです。
赤道の国にずっと住んでいると、時間の感覚が一定になりそうだと思いました。
Milo
小さい頃よく飲んだMiloですが、シンガポールではコンビニやスーパー・飲食店等でMiloが扱われていて驚きました。
そんなに好きなんですかね?
たしかに美味しいですが……。
終わりに
シンガポールは急速に進歩してきた国ですが、高度なテクノロジーや洗練されたビル群と民族的な様式や風習が同居していて面白い国でした。
日本人からすると驚かされることも多いと思うので、ぜひ観光してみてください。