映画

ホリエモンの『君の名は。』批評が面白い

 

ホリエモンの『多動力』を読んでいたのですが、映画『君の名は。』について語った部分が面白かったので紹介します。

 

時間の流れは確実に速くなっている。5年前の時間軸で生きていたら、時代に取り残されてしまうだろう。

映画『君の名は。』がヒットしたのは、今の時代の「時間間隔」を見事にとらえたからだと思う。

今の時代の「時間間隔」からすると映画や芝居、ライブに拘束される時間は長すぎると感じる。スマホがこれほど普及する前は、「ヒマつぶしに映画でも行こう」と言ったが、今、「ヒマつぶし」に映画を観ようと言う人はいないだろう。

~中略~

そんな時代にもかかわらず尺が長くて冗長な映画が多い中、映画『君の名は。』は優れた映画だった。今の「時間感覚」をもつ若年層は、スマホで動画やネット放送を観るのが当たり前の世代だ。ユーチューブで3分の動画を次から次にナナメ視聴する。

そんな集中力が続かない若年層に、2時間越えのアニメーションを劇場でただ黙って見せるのは不可能だと、新海誠監督ならびに川村元気プロディーサーは考えたのかもしれない。

『君の名は。』は1時間47分に収められているし、余分なシーンをカットし、スマホを使ったコミュニケーションのシーンをごく自然に取り入れている。こういう工夫が観る者に妙にしっくりハマり、映画が支持されたのだろう。

 

「『ヒマつぶし』に映画を観ようと言う人はいない」というのは、言われてみれば確かにそうですよね。

私も昔と比べて映画をあまり映画を観なくなったような気がします。

昔は暇さえあれば映画を観ていたいくらい映画が好きだったのですが、最近はわざわざ映画を観るのがダルくて、YouTubeの動画ばかり漁っています。

そのYouTubeですら動画が長ったらしく感じることも多々あり、2倍速でばかり視聴しています。

ホリエモンが言うとおり、私も現代人らしく集中力が続かなくなり、「時間感覚」が速くなっているのでしょう。

 

昔は小説が偉大なメディアでしたが、(データによって諸説ありますが)今小説の読者は減っていると言います。

同じように、映画というメディアも、そのうち視聴層が減ってくるのかもしれません。

(映画に育てられた身としては、あまり映画が観られなくなるのは残念ですが……。)

 

それにしても『君の名は。』が1時間47分の映画というのは知りませんでした。

「サクサク進んでテンポがいい映画だな」とは思ったのですが、2時間ない映画だったのですね。

普通、映画を観ていると、その内容にばかり注目してしまいますが、映画の長さに注目したホリエモンはさすがです。

もしかすると、2025年ごろには長さ1時間くらいのショートムービーが主流になっているかもしれませんね。

でも、2025年には人間の「時間感覚」はさらに速くなっているでしょうから、1時間の映画でも「長過ぎる」と感じる人が増えているのかも。

そうなってくると、映画は徐々にYouTubeのような動画コンテンツに吸収されていきそうな気もします。

未来予想は外れるものですが、いろいろと妄想してみるのは面白いですね。

 

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てりたま
いつの間にかライターで生きるようになっていた人。真面目半分、不真面目半分で記事を書いてます。