コンテンツはコンプレックスから立ち上げた方が面白いものが出来上がる確率が上がります。というのは、コンプレックスには独自性があるからです。その人にしか表現できないものは、意外とネガティブな表現の中にあるものです。
— teritamaster (@teritamazin) 2018年11月26日
クリエイターにとって、コンプレックスは隠すよりも出した方がいいものですね。
面白い漫画家や小説家の作品を見ていると、
「この人のコンプレックスはこのあたりにあるのかな?」
と感じることが多々あります。
でも、それでその人をバカにするということはないです。
むしろ、コンプレックスのおかげで独自性=オリジナリティが出て、作品全体として見ると、非常に面白く仕上がっているんですよね。
当たり障りのない無難な個性からは、結局、無難な表現しか生まれないので、作品にしてもあまり面白くならないのかもしれません。
昔、行きつけの美容師さんが
「日本人はハゲると頭を隠したがる。日本には恥の文化があるからだ。西洋の人は、ハゲても隠さず堂々としている。ハゲ=男性らしさの証拠とポジティブに考える」
という話をしてくれました。
表現に関しても、クリエイターの足を引っ張っているのは、「恥の文化」なのかもしれません。
大半のクリエイターは、「コンプレックスを見せるのは恥ずかしいから、当たり障りのないものを作ろう」と考えてしまっているのでは?
逆に、コンプレックス=オリジナリティと前向きに考えることができれば、面白いものも作りやすくなります。
コンプレックスをコンテンツのネタにすれば、ネタ切れに悩むこともなくなり、自己制約のない自由な表現ができますよね。
こうして考えてみると、表現する際の最大の敵は、やはり自分自身になりますね〜。
自分をさらけ出せるかどうかが、一流のクリエイターと二流の境目かもしれません。