習慣のメカニズム

習慣化するには21日かかると言われています。
これを実際に実行してみたものの、「習慣化されずに辞めてしまった」という人がいます。
わかります。私もそうでした。
最長30日くらい続くんですけど、そのあと止めてしまうんですよね。
21日は相対的な数
習慣化するには個人差があります。
21日で習慣化できる人もいれば、10日で習慣化できる人もいます。反対に習慣化に数か月かかる人もいます。
21日というのは、絶対的な数字ではなく、相対的な数字です。状況によっても変わる目安に過ぎません。
ですから、実はあまり当てにしない方がいい数字です。
21日かけたのに習慣化されなかったという人は、もう少し続ける必要があったのかもしれません。
相性と習慣化
嫌いなもの・苦手なものは習慣化に時間がかかります。
例えば、掃除が嫌いだとしたら、心理的な抵抗がある分習慣化に時間がかかります。
反対に好きなものは簡単に習慣化できます。
例えば、自炊をするのが好きな人は、それほどストレスなく毎日自炊を実行できるはずです。
このように、何かを習慣化するときは、自分と習慣化する内容の相性を考える必要があります。
自分との相性を考慮して習慣化にかかる日数を計算しておかないと、せっかく1か月頑張っても無駄になってしまうかもしれません。
なぜ習慣化したいのか
そもそも「なぜ習慣化したい」と感じているのか動機をはっきりとさせておかなければ、習慣化は難しくなります。
習慣化にはどんなメリットがあるのか考えてみましょう。
そして、目的意識をもって習慣化しましょう。
義務感の有無
習慣化されたかどうかの判別に役立つのが「義務感」をベースにした判断です。
「やらなければいけない」という感覚があるうちはまだ習慣化されていないと判断し、「やらないと気持ち悪い」と感じるようになったら習慣化が成功したと考える方法です。
例えば、歯磨き。歯磨きは「やらないと気持ち悪い」と感じているはずです。歯磨きの感覚と同じところまで持っていければ習慣化成功です。
習慣化すると生活が楽
思っているよりも労力を要するのが習慣化です。
でも、頑張って習慣にすると、生活が楽になります。
無意識に行えることには、脳のリソースをあまり割かなくてもいいので、精神的に疲れにくくもなります。
習慣化は、今苦しい思いをして、将来を楽にしようという考え方です。
怠け者ほど習慣化を進めるべきですね。自動化してしまえば、あとは流れるように生きていくだけですよ。