生活

苦手を克服しようとすると「得意」が消える

 

苦手を克服するって費用対効果が悪いんですよ。

苦手ということは、ゲームで言うとステータスの伸びが悪い状態です。

時間を100かけて1しか結果がでません。

逆に言えば、1伸ばすのに100もの時間が必要です。

これには単純に時間の無駄であるばかりか、もっと悪い影響があります。

 

苦手を克服していると、得意を伸ばせない

苦手を克服していると、自分の得意なことに集中できません。

得意な分野というのは、時間を1単位かけると100成果がでます。

ちょうどさっきと逆の状態です。

仮に、苦手を克服するためにかけた時間100を得意な分野に全力投入していたら、10000の成果が出ます。

圧倒的なリターンが得られるのです。

大学で経済学をやっていてリカードの比較優位を学んだことがある人なら、この辺のことはよくわかるはず。

 

恐ろしいことですが、時間というのは帰ってこないんですね。

だから、苦手克服に費やした時間はもう取り戻せない。

これは由々しき事態です。

苦手なことに集中していると、得意に注力できなくなり、結果的に、得意でも傑出できない人間が出来上がります。

 

実社会を考える

実社会で成功している人は、得意が人並外れてずば抜けている人たちです。

得意の数値が人の何十倍にもなっているので、社会的に価値が出てきます。

苦手については放置した人たちですから、ある意味ではバランスの悪い人たちとも言えるでしょう。

でも、社会で本当に求められている人たちは、そうしたバランスの悪い人たちです。

反対に、苦手克服に躍起になって得意を伸ばせなかった「バランスのよい」人たちは、バランスがいいゆえに、どの分野にも突出することができず埋もれていきます。

「凡人」の誕生です。凡人の社会的価値は限りなく低くなります。なぜなら、どの分野にも自分より優れた人間がいるからです。

ただ、企業からみると、凡人は都合のいい人材ではあります。

性格的に難も無いので、雇用しやすいですからね。

だから、企業人として生きていきたいのなら、あえて凡人を目指すという選択肢はありですし、戦略として考えるならそれもひとつの考え方です。

とはいえ、最近は企業も変わってきています。多少バランスが悪くても突出した人材を欲しがる会社も増えています。

ですから、凡人を目指すのがよい戦略であるとは一概には言えません。

 

「欠点を直していきたいと思います」とか言ってる場合じゃない

もし10代や20代前半の若い世代の人がこの記事を読んでいたらぜひ意識してほしいんですが、欠点を直しているような時間はあなたにはありません。

「欠点を直せ」と言ってくる親や先生たちの言い分は無視して、自分が長所だと思うことや得意だと思うこと、大好きなことに全力を注ぎましょう。

 

18から22の大学生なんかは特に正念場ですよ。

周りの言い分を聞きすぎて、何が得意かわからなくなっている大学生って多いよね。

そういう人は今やっていることを一度止めてみるといいかもしれません。

要らないものを捨てて、自分の原点、根っこの部分を見つめなおしてみるとよいでしょう。

 

若くて吸収力の高いうちに得意分野に全力投球しておくと、20代後半頃からリターンが膨らんできます。

得意を育てた人と苦手を克服した人で、驚くほど差が開いてきます。

 

ちなみに、筆者はどちらかというと「凡人」を目指してしまったタイプですから、得意を伸ばした人たちを見ると焦ってしまいますね。

 

得意を伸ばした方がお得ですよ。私は身をもって学びました。

 

年を取ってからでは得意は伸ばせない?

若い人たちが得意を伸ばすのは簡単ですけど、時間がない中年以降の人たちが手遅れかというとそんなことないです。

 

脳はいくつになっても成長することが分かっています。60を過ぎてから起業したり何かを始める人も腐るほどいます。

あきらめずに得意に力を注ぐことが大切ですね。

 

とは言っても、時間が大量にある若者に対抗するのは難しいですね。

さしあたり、得意をより細かく分割して、得意の中のさらに得意な部分を見つけて伸ばすという戦略をとるといいかもしれませんね。

選択と集中です。若い人に負けずに頑張っていきましょう。

ABOUT ME
てりたま
いつの間にかライターで生きるようになっていた人。真面目半分、不真面目半分で記事を書いてます。